えみちび日記

『いざっ!』

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2012/10/02

『お近』こと愛するパパへ

父、元東宝映画 録音技師 近田進が10月1日肝不全により急死致しました。

父は、邦画の良い時代に生きることができ 84作品に関わらせて頂くことができたようです。
一部は公式ホームページでもリスト可してくださるようになっていました。感謝です。

本人の最高潮は『カリブ・愛のシンフォニー』だろうと思っています。
先輩から受け継いだという、クライマックスのシーンで音を大きくするのではなく、あえて無音にするという手法。
松田聖子さんが飛び立つ飛行機を見ながら泣き崩れるシーンだったかと記憶しています。

現役を引退すると決める時、私にも相談という形で話しをしてくれました。
小学生の私でも考えた結果であることはわかりましたので
「これからはもうサイン貰え無くなっちゃうの~?」とちゃかした記憶があります。

父のモットーは、「そこに近田ありきと言われるように成れ」という事でした。
どこにいても、どんな仕事をしていても。
その後のスタジオ経営などでも、父は頑張っていたように思います。

しかし、たびたび倒れるようになり入退院を繰り返しても、
新居に引っ越し禁煙を約束してくれても、
父は、タバコを辞めることができませんでした。
隠れて吸いながら病状は着々と進行していきました。

ここ数年は肝性脳症が悪化し、毒素が回るたびに、色々と問題がおきました。
確かに人工透析を開始してからは、その悩みとの遭遇は減っていたように思います。
ただ人工透析をするようになってからの父に、何か恵まれた時間が有ったのかというと悩ましくもあり、ここ何週間か考えを巡らせていました。

人工透析のお陰で、何度か肝臓癌の手術ができました。
赤ちゃんだった孫とも会話ができるようになりました。
最後に父の笑顔を見たのは、
私の第2子妊娠を息子が伝えた時「お兄ちゃんになるんだね」という言葉と共にでした。
週に3日の通院は大変だっただろうと思いますが、意味も有ったのかなと思えています。

この間、多くの医療機関で、多くの方のお世話になりました。
本当にありがとうございました。

お疲れ様でした。そして、ありがとう。
『お近』こと愛するパパへ       近田恵美

通夜  10月8日(月)午後6時~
告別式 10月9日(火)午前11時~

式場  栖岸院 本堂
    東京都杉並区永福1-6-12

問い合わせ 東京典禮(株) 03-3304-4241

父の死を知り、お一人でもタバコを辞めてくださる方がいらしたら、私にとってはそれが救いです。
肝臓を悪くすると呆けるということを多くの方に知って頂けたら・・・